旅の言葉たち

「旅」を想うとき出てくる言葉

自身が旅で聞いた言葉、旅に関する本で出会った言葉

そんな言葉を20、選んでみました。

それはあなた次第!

It's up to you!

-旅先の人たち-

旅をしてくる中でなんども言われたこの言葉。
「来るのも来ないのもあなた次第。」「買うのも買わないのもあなた次第。」
”あなたは何を選ぶの?”と問われているに等しい。
全ては、自分がどう決めるのか。

明日は、また別の日だよ。

Tomorrow is another day.

-ヨルダンの少年-

「今からおいでよ」って家族のところに誘ってくれたけど、
その日は自分のしたいことがあって「また、明日ね。」って言ったら返ってきた言葉。
去っていく旅人たちをたくさんみてきたのだろうな。
「明日は明日の風が吹く」とも訳されるこの言葉。
そして私は次の日、別の地に旅立ちました。

そんな心配せずに。楽しもうよ。心から。

Don’t worry. Be happy, be relaxed.

-ペルー-

大丈夫かな、とか、帰る時間とか、
知らず知らずのうちに気にして他のが顔に出てたんだと思う。
言われて、「そうだよなー、大事なのは今ここ、だな」
改めて感じさせられた言葉。

自分を知りたければ世界を見つめなさい。
世界を知りたければ、自己を見つめなさい。

-出所未詳-

これ、言いえて妙。
自分と向き合うには鏡になる世界が必要。
そして世界のすてきなことや残虐なこと、全部、自分の中にもある。

バスを一台乗り遅れることで、
全く違う体験が待っているということ。
人生とは、人の出会いとはつきつめればそういうことなのだろうが、
旅はその姿をはっきりと見せてくれた

-星野道夫『旅をする木』-

1回の旅で何回も会う他国の人がいる一方で、人生で1度も会わない人たちもたくさんいる世界。
偶発的だったはずなのに、必然性を感じる何か。
そう、旅はいつも“人生の流れへの信頼”をくれる。

人生とは嵐が過ぎ去るのを待つことではない。
雨の中でどんな風にダンスするかを学ぶことだ

-Vivian Green-

人生の名言ではあるけれど、旅に関しても同様。
いろんなこと、いろんな環境をいかに楽しむのか。
やっぱり旅は人生への教訓がくれる。

僕たちが毎日を生きている瞬間、
もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。
日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、
それは、天と地の差ほど大きい

-星野道夫『旅をする木』-

世界には本当にたくさんの人がいて、生き物がいる。
まったく違う流れの時を、日常をそれぞれの土地で紡いでいる。
あたりまえのことのようで、とても愛おしいこと。

旅は何かを得るためにいくんじゃない。
捨てるために行くんだ。
捨てて捨ててそれでも捨てきれなかった大事なものだけを
大切に持って帰ってくる。

-出所不詳-

10代の時から、ずっと頭にあったこの一言。
いつ誰から聞いた言葉だったのだろう?
断捨離、なんて言葉が流行る前から、
旅はいつも大切なものを確かめさせてくれる。

俺は本当の親友はあの2人だけだ。
多すぎると飛んでいけないだろう。
あの2人が困っていたら、悲しんでいたら、
仕事でもなんでも投げ出して、ここに帰ってくると決めている。

-インド人の友人-

私は大切な人たちのために、
他のすべてを投げ出して向き合えるかな。
大切なものをはき違えていないかな。
そんなことを考えさせてくれた言葉。

お前さんも羊とピラミッドのことを夢見ているね。
でもおまえはわしとは違うんだ。
なぜなら、おまえさんは夢を実現しようと思っているからね。
わしはただメッカのことを夢見て居たいだけなのだ。

-パウロ・コエーリョ『アルケミスト』-

人生には2種類の人間がいる。
「夢をかなえたい人」「夢を見て居たい人」
自分の見ている夢がどちらかをちゃんと知ること。
叶えることを恐れないこと。 それがあなたの本当の夢なら、旅にでよう。

もし、この本を読んで旅に出たくなった人がいたら、
そう、私も友情をもってささやかな挨拶を送りたい。
恐れずに。 しかし、気をつけて。

-沢木耕太郎『深夜特急』-

言わずと知れた沢木耕太郎の言葉。
「恐れずに、しかし気を付けて」
シンプルで深いなぁ、と思う一言。

私が旅という学校で学んだのは、
確かに自分は無力ということだった。
しかし、それは、新たな旅をしようという意欲を奪うものにはならなかったのだ。

-沢木耕太郎『旅する力』-

「私には何もないなぁ」「私は何者でもないなぁ」
って感じることもたくさんあった。
けれど、それはネガティブな感じではないのだな、不思議と。
いつでも、そこからのスタート。

地球はでっかい宝島!

-中国への船で出会ったバックパッカー-

某アニメの主題歌のようなフレーズですが、
旅で出会った人がいつもポストカードに書いていた一言。
でも年々、あぁ、ほんとそうだなぁーと実感。
こんなにも宝物だらけ。

長い旅行に必要なのは、大きなカバンじゃなく、 口ずさめる一つの歌さ

-スナフキン-

旅人スナフキン、らしい一言。
できるだけ身軽に旅をしたい。
本当に大事な局面において、本当に役に立つのは、
この身ひとつ、この身に染みついたもの、だけ。

大切なのは、自分のしたいことを、自分で知っている事だよ。

-スナフキン-

旅先ではいつも問われる。
今自分が何をしたいのか、誰といたいのか、
どう在りたいのか。
自分の内なる声にちゃんと耳を傾けて居よう。

そのうちなんてあてにならないな。 今がその時さ。

-スナフキン-

高校時代、「今こそ!」を英訳して「Now or never!」だと辞書で知って
うわー、とラインマーカーを引いた。
「今やるか、決してやらないか」
というぐらいの今、のかけがえのなさ。迷っているなら、今、旅にでよう。

見知らぬ街で自分が孤独だと気づけることは、 世界で最も歓喜することのひとつである

-フレヤ・スターク(イギリスの探検家)-

今私がここにいること、ここでしていること、 だーれも知らないのだなぁ、と思ったとき、
頼りなさと同時に、すごい自由な喜びがやってきた。
たった一人、この足で、ここに立っていることに。

全ての旅人には、その人さえ気づかない秘密の目的地がある。

All journeys have secret destinations of which the traveler is unaware.

-ドロシー・サンダース(女優)-

旅をしていると思いもよらないことに遭遇する。
全て予定外のはずなのに、
あぁ思った通りだ、と思うことがある。
ふしぎ。

自分なんて探したっていつまでも見つからないよ。 つくっていかなくちゃ。

-緑化隊の隊長の言葉-

今なら「ふんふん、そりゃそうだよ」と思ってしまうこの言葉。
青臭い10代だったころの自分には
「あぁ、そうだよなー」って響いたんだった。

ちゃんと目を開いて。―心も、ね。

Open your eyes, and open your mind.

-ヨルダンの旅人-

景色を見るときに言われた言葉。
本当の美しさは、目だけでは見えない。
心を開くんだよ、って言われた気がした。

これはあくまでも私の出会ってきた言葉たち。

あなたの言葉に出会うのは、あなた。

同じ言葉さえも、あなたの物語が宿ります。

たくさんのステキな言葉たちに、物語に、旅を通してきっと出会えます。

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